フランス語で「美食学」を意味する、ガストロノミーという単語。
近年は、食事・料理と文化の関係を考察する取り組みを表す言葉として使われるようになってきました。
実はこのガストロノミー、観光推進と大きく関わりがあるため、多くの国や自治体で強化されている取り組みなんです。
今回私は「茨城県北ガストロノミー特別ディナーイベント」に注目。
そのイベントに登場したミシュラン級の名店「雪村庵(せっそんあん)」のお料理をお取り寄せして楽しんだので、その様子をレポートさせて頂きます。
Contents
茨城県北ガストロノミーって?
茨城県が推進している「茨城県北ガストロノミー」。
「茨城県北ガストロノミー」とは、茨城県北地域(日立市、常陸太田市、高萩市、北茨城市、常陸大宮市、大子町)の風土・歴史・文化の魅力を、食を通じて伝える取り組みです。
茨城県ではレストランや宿などの施設と、農林漁業・加工業が連携し、県北地域へのリピーター獲得のために様々な工夫をしているそう。
参加店舗が実践している取り組み
- 地元産食材や地元産工芸品などを積極的に活用
- 歴史や文化を背景に、食を通じて県北地域を体験してもらう
- 県北地域全体の食レベルとブランド力向上のための情報共有と情報発信
そんな茨城県北ガストロノミーですが、去年の11月にとても興味深いイベントが行われました。
なんと美術館で豪華なディナーイベントが開催されたんです!
知人も参加し「凄かった…!」と感動していました。
茨城県天心記念五浦美術館で行われた、茨城県北ガストロノミーディナーイベント
茨城県北茨城市にある、茨城県天心記念五浦美術館を使って行われた、「一夜限り」のディナーイベント。
“唯一無二の魅惑の食体験”を提供すべく行われたこのディナーイベントは、会場を赤い絨毯が埋め尽くし、テーブル席は赤い布を纏った円柱が設置され、とても妖艶な雰囲気だったそう。
茨城県北地域の地元の食材を使い、その土地の魅力を伝えるために考案されたメニュー。
趣向を凝らした1つ1つのお料理は、そこでしか食べられない最高の一皿で、ゲストの皆さんは感動しながら味わったそうです。
メインで出たお肉料理は、「雪村庵」の藤良樹シェフが担当したそう。
奥久慈軍鶏のバロティーヌに、地元香茸のソース、軍鶏のレバームース、卵黄のソースが添えられた一皿は、多くのゲストの顔から笑みがこぼれたそうです。
ディナーは人気ですぐに満席になってしまったため、私は行くことができなかったのですが…。
このイベントに出ていた「雪村庵」の料理を食べてみたい…!とリサーチ。
調べてみるとこの雪村庵さん、フランス版ミシュランガイドブックに相当する「ゴ・エ・ミヨ2021」に掲載されるほどの、とても凄いお店だったんです!
お店では期間限定でネット販売されている絶品ポトフがあるそうで、気になって早速購入してみました。
お取り寄せでガストロノミーを体験♪ 雪村庵のお料理がこちら!
コロナ禍ということもあり、自宅で美味しい料理を楽しめるよう期間限定で販売されているこちらのポトフ。
※2021年2月でポトフの販売は終了しました。
この写真のセットで2人前です。
でも量的には3人で食べても余るくらい、ボリューム満点でした!
商品のセット内容はこちら。
免疫力UPお野菜ポトフセット
・木の里農園の野菜を使ったポトフ2人前
・フランス産粒マスタード&南フランス産カマルグ地方の地中海の海塩
・自家製バケット1本
・おまけのスープ2人前
・カヌレ4個
・紅茶2パック
自家製ポトフは、茨城県にある里美高原の山の水で育てた“木の里農園さん”のお野菜を使った「免疫力」と「抵抗力」を高めるパワーアップメニュー。
具材には人参やじゃがいも、玉ねぎ、大根などの旬のお野菜とともに、厚切りベーコン、ハーブウインナーが入っています。
おまけのスープも2袋ついていました。
ポトフと一緒に食べる雪村庵オリジナルバケットは、常陸太田市赤土町の「ゆめかおり」の小麦粉を使い、塩・コンブチャ・リスローなどを練りこみ焼いたもの。
もちもち食感で香ばしい、風味豊かなバケットです。
好みでポトフの野菜やお肉につける、マスタードとお塩。
デザートにカヌレも付いていました!
温め方は、真空袋を切らずに熱湯で10〜15分ほど沸騰させるだけ。
早速頂きました。
無農薬・無化学肥料にこだわった有機野菜を煮込んだポトフ。
どれも野菜の甘みが凝縮されていて美味しい…!
しかも柔らかく煮込んであり味が沁みているのに、全く煮崩れしていない。
ベーコンは柔らかくほろほろで、フォークだけでスッと切れるくらい食感が優しかったです。
好みでつける海塩は、口当たり滑らかで深みのある味なので、お野菜の美味しさを引き立ててくれました。
粒マスタードも今まで食べたことがない味で、酸味のバランスがちょうどいい。
スープにバケットを浸して頂きました。
香ばしい味わいのバケットはそのまま食べても美味!
2人前でしたが、3人で食べて少し余るくらいボリューム満点。
最後にデザートのカヌレは、セットで同封されていたイングリッシュ・ブレックファーストの紅茶とともに頂きました。
ちょうど産後すぐで家にずっといる時期だったので、自宅で楽しめる免疫力UPポトフは美味しくて身体に染み渡りました。
期間限定商品とのことでポトフの販売は終了してしまいましたが、またいつかお店にも食べに行きたいです。
茨城県にある「雪村庵」さんの詳細はこちら
店舗詳細
雪村庵 (せっそんあん)
〒319-2131 茨城県常陸大宮市下村田150-1
定休日:月曜日、火曜日
(※他、夏季休暇、冬季休暇、年末年始休みあり)
TEL:0295-53-0330
Lunch 12:00〜 一斉スタート 5000円、10000円、15000円コース(税サ10%別途)
Dinner 18:00〜 一斉スタート 10000円、15000円、20000円コース(税サ10%別途)
✳︎要予約
バスクチーズケーキは現在、電話・FAX・SNSにて予約の受付・配送をしているそう!
バスクチーズケーキの詳細はこちらからどうぞ!
茨城県北ガストロノミーを体験して…
食を通して地域の文化を伝えるガストロノミー。
実際にお店に足を運ぶと、より地元の新鮮な食材の美味しさを味わえたり、地域の風土を活かしたお料理を頂けたります。
今はなかなか長距離の旅行はできないけれど、いつか実際に茨城県の県北エリアにも足を運びたいです。
ガストロノミー公式サイトはこちら https://kenpoku-gastronomy.jp/
SHIORI