SHIORIの気まぐれ日誌

産後鬱&産後クライシスを経て…息子が2歳になりました!


ごく稀に更新する、旅とは関係ないプライベートネタです。w

今回、結婚・移住・出産・育児、そしてコロナという状況を経験し、実は精神的に病んだ2年を経験しました。

「え…想像してた結婚と育児、じゃない!」とかなり衝撃を受けたんです。

子供を産むという選択は、人生にかなり大きな変化を与えます。

出産前はあまり理解できていなかった、女性なら多くの方が経験するこの精神のジェットコースター期間について、私の経験をご紹介したいと思います。

ママさん以外は「?」な内容になるかもしれないので、つまらなかったらスキップしてくださいね!

仕事がノリに乗っていた(…と自分では思う)20代ラスト

このブログの記事を色々と読んでくださっている方はご存知だと思いますが、私の仕事はトラベルライター(フリーランス)です。

インスタでも日々の旅の取材の様子、海外・国内問わずさまざまな投稿をしていくうちに、有難いことにそこそこの数フォローしてくださる方が増えました。

そんな仕事も絶好調たっだ時、突然来た空前絶後の波乱の波。

…そう、コロナウイルスです。

「謎のウイルスが流行り始めたらしい」という噂を聞いたのは、2019年12月頃。

その噂は日本で大きく取り上げられる以前から、私はアンテナを立ててチェックしていました。

というのも、年明けの2020年2月に香港取材が確定しており、大きめのタイアップのお仕事だったため「このコロナが影響するかも」と危機感を感じていたんです。

当初の予想から一気に規模は拡大し、あれよあれよという間にコロナは世界に拡大。

香港取材の白紙どころか、旅関係の取材はほぼ無くなってしまいました。

コロナ拡大からの仕事の減少、…からのできちゃった婚

そんなこんなで旅の仕事が減少し「これからどうなっちゃうんだろう…」と心配していたのですが、そこは根っこがポジティブシンキングの私なので、ピンチをチャンスに変えよう!と行動。

暇になって時間があるのを逆手に取り、スクールに通いWEBディレクター&WEBデザインの勉強を始めました。

月〜金まで、夕方〜夜までみっちり受講。

WEBディレクター&デザインを選んだのは、トラベルライターという看板だけではできることが限られる!と感じ、今後コンサル業やPR、WEBサイト制作をやっていきたいという想いからでした。

幸いにも、スクールに通っている期間も旅以外のお仕事を頂くことができ、日中は仕事、夕方からはスクールというスケジュールで5ヶ月間受講をしていました。

しかし、人生は驚きの連続。

そんな状況の中、突如妊娠が発覚。

ノードグリーン nordgreen

兼ねてから結婚の話が出ていた相手だったので、スムーズに結婚→移住→出産、という流れにまとまったのですが、この時期の怒涛の変化は凄まじかったです。

通っていたスクールは、全ての講義を受講終了する直前で退学し、旦那の居る長野に移住。

新婚生活がスタートしました。

結婚〜出産までが、幸せの絶頂?

正直、何がなんでも絶対に結婚したい!…と思っているタイプでは無かった私。

むしろ友人からは「まさかあんたが結婚するなんて…。感慨深いわ。」と言われるほど。

永遠に旅しながら仕事を続けていくと思っていたので、突然来た妊娠と結婚に、自分自身の感情がついていけてなかったような気がします。

そんな怒涛の展開ながらも、妊娠による女性ホルモンの効果は偉大で、常にホワホワ〜とした(オキシトシン?)不思議なリラックス状態が続き、幸せオーラをぷんぷん振りまいていました。

妊娠中も、切迫流産切迫早産を経験し、心穏やかではない事件もありましたが、なんやかんやで気持ち的には安定していて、母になる時のホルモンの効果は凄いなぁと感じます。

慣れない長野での生活を経験し、出産は里帰りで静岡県浜松市へ。

予定日より1ヶ月早く出産し、産まれた我が子を抱いて号泣。

産後はいちいち色んな事に感動し、涙腺が崩壊。

初めての赤ちゃんにてんやわんやしながらも、幸せを噛み締めていました。

これは産後鬱なのか?とにかくイライラが止まらない!

とは言え、家族ができて超幸せ!最高にハッピー!…な毎日かと言えば、そんな訳ではなく。

妊娠中のほっこり幸せモードからの、出産後のメンタルの浮き沈みはものすごく激しかった…。(今も若干まだ激しい。)

まず、出産直後。

コロナ禍だったので入院中はずっと一人。

しかも予定外の早産で準備が何もできていなかったので、資料の提出や入院中の必要なものの確認など、全部自分で手続きしなけらばならず、産後のボロボロ体で対応するのが超ツライ…。

疲れているのに母乳でおっぱいがあり得ないくらい張るので、2〜3時間おきに搾乳しなきゃいけないし(息子は小さくNICUに入っていたのでまだ直接飲めなかった)、夜中だろうが起きて搾乳。

立ってるのも辛いのに、NICUに行ったり、手続きに行ったり、本当体が悲鳴あげてました。

やっと退院したものの。今度は看護師さんが居ないので、育児フルコースがスタート。

里帰り中で旦那は近くに居ないので、赤ちゃんのお世話は基本私。

産後1ヶ月くらいって産じょく熱が出て、頭がぼーっとしてダルいんですよね。

おまけに私は頭痛持ちで、それも酷かったのでかなりヘビーでした。

微熱、頭痛、睡眠不足、疲労…。
世の中のお母さんたちはこんな大変な思いをしていたの!?…て、軽くカルチャーショック。

赤ちゃんは可愛い。
けど、同時に超大変。

こんなか弱い生物、私が育てられるんだろうか…ワナワナ。。。
…て感じで、心配なことがあればすぐネットサーフィン。

この頃は無駄に色々心配になって調べてました。
(それも産後のホルモンバランスの崩れが影響してるんだろうなぁ)

その後も、ミルクに悩み、コリックに悩み、夜泣きに悩み、離乳食に悩み…。悩みのオンパレードが炸裂。

特に生後9ヶ月頃から始まった夜泣きのピーク時は、ストレスで全身に蕁麻疹が勃発!

夜中に、泣き止まない、眠い、痒い!が襲ってきて、かなり辛かったです。

日中は一緒に寝ないと体が持たない。

今思えば、フリーランスの仕事を早めに再開し始めたけど、もっっとゆっくり日中は寝れるように復帰も遅くすれば良かったなぁと感じます。

ちなみにこの間、産後鬱ってほどではないですが、私のメンタルはジェットコースター状態で、獲物を見つければ即噛み付く肉食獣状態。

もちろん旦那には噛み付くし(肉がエグれるほど)、SNSの全然知らない人にも羨望という名の敵視(自由に楽しそうで羨ましい!)、何かよく分からないけど世の中の制度に発狂(もっと子育てしやすい世の中になれー!)…って感じで、理不尽極まりないほどに感情が暴れまくってました。

誰もがぶち当たる、育児と仕事の両立

私が思うに、このメンタルのジェットコースターが酷くなったのは、私が「育児と仕事を両立したい」と思っていたことに原因があるのではないかと思っています。

本当はもっとゆっくり復帰するべきだったのに、量は少ないものの仕事を再開したのは産後2ヶ月目からでした。

妊娠後期に大型受注をしてしまったが故の早期復帰でしたが、できれば時期を考えて対応できればベストでしたね…。

多くのママが経験することかと思いますが、産後は育児と仕事の両立が本当に大変。

1日家に居るといっても、べったり子供と一緒にいて、トイレに行くことすらままならない。

もちろん携帯なんて触るスキも無く。

そんな状態だから今までやってた家事すらできないんですよね。

完璧主義な性格の人ほど、ただただ育児で過ぎて行く時間に徒労するんだと思います。

同時に仕事ができない焦りものし掛かり、慣れない育児ストレス×仕事が出来ないストレス×日常生活維持に必要な家事すら滞る=爆発!…なんて自体になっちゃうのですよ。。。

もし私が2人目を産むタイミングになったら、次の子育て時はこうしたいと思っています。

2人目以降はこうしたい

・夜泣きが終わるまでは仕事復帰しない
・なる早で保育園入園をさせる
・ベビーシッターや家事代行をフル活用
・月1回(できれば週1回)は子育てを休む1日を作る

2人目育児って、想像を絶するほど大変って言いますよね…。

今から不安。w
大丈夫かなぁ(遠い目)。

旅に行けないのはコロナのせいか?育児が忙しいからか?

ちなみに、産後私のストレス原因の1つになっていたものに、「旅行に行けない」というのもありました。

旅行に行けないことくらい…と、普通のママなら思うかもしれませんが、私の場合は旅行=仕事でもあり、ライフラインとも言える重要なものだったので、旅行に行けないことは一大事。

しかもコロナ禍と時期が被ったため、赤ちゃん連れの旅行も行きづらい状況。

今旅行に行けないのは、コロナ禍で旅行に関する仕事が無いからなのか?それとも育児中で時間的にも体力的にも感染予防的にも行きづらいからなのか…?

たぶん両方に原因はあるのですが、どちらも改善策が見つからず、旅行に行けないストレスは溜まる一方でした。

本当、このコロナ禍は凄く嫌ですね。

いい加減終わって欲しい。泣

産後鬱中のインスタは害

産後のメンタルに良く無いなぁと感じたものは、私の中ではインスタが一番でした。

上記に述べてきたように、ストレスがかかっている状態で、キラキラした人々の活動を見るのは本当に辛い。

人によっては、普段見ている時もインスタを見て人と比べて落ち込むことってありますよね?

産後で育児に追われ何もできていない日々を過ごしている(実際は育児という壮絶で人類にとってかけがえのない大役をこなしている)自分と、どうしても世の中のキラキラ人達を比べてしまうんですよね…。

インスタ更新はもちろん、日々のインスタチェックからも遠のきました。

世の中のインスタグラマーの時間のかけ方、本当にエグい…。

そんな人たちと同じようにインスタに時間をかけられる訳はありません。

ただえさえ美化されているインスタ投稿と自分を比べるのはナンセンスです。

気持ちが上がらないのなら、見ないのが一番!

自慢ばかりでムカつく人の投稿は、フォローを外すかミュートしましょう。

産後クライシスの突然の終了

ちなみに、産後クライシスも凄く、旦那が牛乳を飲むことにすらキレていた私ですが(酷い)、それはなんの前触れも無く、急に終了しました

産後1年半を過ぎた頃、突然フッと力が抜けるタイミングを感じ、徐々に精神が落ち着いていったんです。

「何か最近前よりイライラしていない気がする」
「神経張り詰めていた感覚が無くなったかも」

そんな気持ちの変化を感じ、それから徐々に落ち着いていきました。

もちろん笑顔の天使のような妻ではなく、前よりも落ち着いただけで、毎日何かとキレる部分はありますが(苦笑)、旦那が牛乳を飲むだけで怒るというのは減りました。

コントロールの効かない感情に、「私ってこんな性格キツかったっけ…」と落ち込む時期もありましたが、これはやはりホルモンの影響が大きいです。

同じように悩んでるお母さんが居たら伝えたい。

産後クライシスは、いつか突然終わりが来ます!

だから今イライラしてしまう人は、とにかく自分を労り、甘やかし、仕事も家事も投げ打って、育児は子供が元気ならOKという、広〜い許容範囲を持って過ごしましょう。

産後は、頑張れるかも?と思ったタイミングからスタートさせれば十分です。

そんなこんなで、息子は2歳になりました

色々とあった産後2年。

あっという間のような、長かったような、怒涛の時間が過ぎ、息子も2歳の誕生日を迎えました。

育児は大変ですが、可愛さもひとしお。

毎日見ても飽きないキュートさに、いつも心が癒されます。

そろそろ2人目…(乗り気ではない)も考えないといけない時期になってきましたが、まずは一旦落ち着いた精神と心の余裕を満喫しつつ、自分のために使う時間を増やしていきたいなぁと思います。

最後に…母親は立派な職業!仕事と育児は両立できず当然

トラベルライターという職業ではありますが、子を産んだ以上、現在は母親という役割が一番の仕事です。

仕事と育児の両立?

そんなのできるはずがありません。
できなくて当たり前。

だって、ご飯食べながら筋トレできないでしょ。
それと一緒です。

人生にバラエティをもたらしてくれる育児という素敵な経験を、自分の人間味を濃くする糧にして、毎日を頑張りたいと思います。

世の中のお母さんたち、ほどほどに頑張りながら、一緒に育児を楽しみましょうね!

 

トラベルライターSHIORI

 

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SHIORI

トラベルライター兼トラベルジャーナリスト。元リクルート社員。旅行会社webマーケ、女子旅メディアディレクターなどを経て独立。ファッション誌『CLASSY.ONLINE』ライターなど、現在多くのメディアで活動中。「旅を通して綺麗を磨く」をモットーに、現代女性のストレスを解消する旅をリサーチしています♪

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